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脳に汗をかくブログ

work in progress 2 (トルコ対チェコ)

EURO2008トルコ対チェコ(ジュネーブ)

ジュネーブに行ったことを思い出したが、やたらと高級車が路駐をしている街で、ゴミ一つ落ちていないクリーンな街であったが、昼飯に食ったパスタがひどくまずくて、逃げ帰るようにフランスの片田舎ブザンソンに戻ってきた記憶がある。あと、駅員の態度が悪くて、K君と鼻息荒くアルプスを越えてきたんだっけな。で、トルコだ。そんな記憶とは裏腹に、トルコにとってジュネーブの夜はすばらしいものであった。

この試合はベストゲームだね。いまのところ。後半20分まで2-0で負けていて、途中交代で投入した期待のカジム(トルコのチョン・テセ!)が全然試合の流れに乗れなくて、ミスしまくって、ニハト先輩、アルティントップ先輩、ハカン・アシュム先輩に試合中に次々と怒られるという昔日の名FWI田N彦のデビュー当時を思い起こすような・・・(「内側から切れ-!」「追いつくだろ今の球」「おい!取ったぞ!」という罵声を浴びながら、ユキチえふしーの「爆撃機」は大学通算Xゴールをたたき出した)、そんな悪い流れの中でもあきらめずに走りまくって、クロスを入れまくったトルコのメンタリティというのはジュネーブの湖に湧き出る噴水のように無尽蔵で力強かった。というよりも、トルコの名将ファティ・テリムの鬼のような形相がすげえ。あの顔で叫ばれると、さすがに選手たちは走り続けなければならないのだろうか。

副審の旗が壊れて、副審が旗と棒を組み立て直すのに手こずっていると、第四審判が新しい旗を持って「おーい、新しいのに代えようぜ」とライン際でのんきに言っていると、トルコのトゥンジャイ(この人はどこからどう見ても26歳には見えない、ちなみに先日『バベル』を見たけれども菊池凛子の肌は女子高生に見えないし、フルヌードをご開陳されていたがどこからどうみても女子高生の水をはじくような肌ではない!それと一緒だ。スペイン人の監督さんには女子高生らしく見えたのだろうか?)がゴール前から第四審判のもとまで走っていって(第四審判はグラウンドに入れないから)新しい旗を受け取ると、そこから逆サイドの副審がいるところまでスプリントして、スゥエーデン人の審判に渡すという光景はトルコの勝利への意志を感じる秀逸なシーンだった。うーん、トルコ好きになりました。

次のベスト8、トルコ対クロアチアは面白くなりそうです。

さて、今日はイタリア戦ですが、占いによるとわたくし月運天中殺(エアポケットという優しい表現もあるが)だそうですので、そもそも賭け事をしてはいけなかったことが判明しました。あきらめました。おとなしくしてます。

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ザルツブルグに紫の陽が落ちて

6月2日(月)神保町の東京古書会館で瀧川鯉昇の落語を聞く。へっついのおばけが出てくる話など。かなり面白し。古典をここまで愉快にできるのはすごい。あと、顔がまた味わい深い。

6月10日(火) D組ギリシャ対スゥエーデン(ザルツブルグ) スゥエーデンにラーションをはじめ、Dアンデション、Aアンデションなどベテランがいるのがうれしい。ゴールキックのときに地面からのアッパーアングルで空に夕陽が染まるシーンがすてきだった。紫とオレンジのグラデーションがかかったザルツブルグの夕陽。人はなぜグラデーションを好むのか?という疑問が浮かぶ。変化と統一を好むから、というのが当面の解答。ひと昔前までは画一的で単調な色づかいが好きだったが、この頃はグラデーションやテクスチャーを好む。ズラタン・イブラヒモヴィッチの美しいゴールが決まってからは、スゥエーデンがリズムをつかみ、快勝。

6月12日(木)学士会館にて鮨を食う。これまた神保町。つまみで食った生タコのから揚げうまし。すしもよし。雰囲気良し。

6月13日(金)C組イタリア対ルーマニア(チューリッヒ) イタリアの戦いを日本代表並に応援する。パヌッチ、まだいたのか。ルーマニアのキブーのシュートがゴールポストに当たったのを見て、イタリアにツキがあるかと思った。けれどもルカ・トニのシュートはことごとく外れ、イタリアの中盤は前のめりすぎて、ルーマニアの攻撃のときはすかすか。途中、ルーマニアのラドイが味方選手とぶつかって、鼻骨骨折。これは痛そうだった、どうやら眼球を裂傷したらしくて重傷らしい。フォエやプエルタの死亡事故、さらにはアーセナルのダ・シルヴァの足首複雑骨折の件などがあってからは、サッカー選手のフィジカルコンタクトでの怪我というのが頓に気にかかる。目に包帯を巻かれて退場するラドイを見ながらいろいろ想像して吐きそうになる。さらに、ザンブロッタがありえないバックパスのミスでムトゥが得点。これまたはきそうになったわい。ルーマニアのadidasの黄色と赤紫と紺色のユニフォームを見ると94年の米国W杯を思い出す。ラドチョウ、ハジ、ポペスク・・・。あともうひとり。ラドチョウとコンビを組んでたFWは名前なんだっけ?思い出せない。まあ、ともかくブッフォン、ナイスセーブでした。次はフランスに勝ってくれ。そして、オランダはメンバーを替えてもいいが、ルーマニアに勝ってくれ。

6月14日(土)MOWのメロン味を食う。うまい。昼は和風パスタ。油揚げをうまく感じる今日この頃である。日本対タイ観戦。遠藤はすごいね。ギリシャ対ロシア(ザルツブルグ) ロシアのサッカーはおしゃれだね。ヒディングはどういう指導をしているのだろうか?何か魔法の言葉でもあるのだろうか。

6月15日(日)夜、近所の中華料理屋に蟹チャーハンと五目焼きそばを買いに行き、帰りがけに久松小学校の校庭を突っ切ったら、見事にザルツブルグと同じ紫色の夕陽が見える。夕陽は時期によって色が違うのだろうか? 早稲田のメルシーのラーメンが食いたい。

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EURO2008、イタリア勝ってくれ(買ってくれ)

とりあえず、8年前の欧州選手権決勝フランス対イタリア、4年前の準々決勝ポルトガル対イングランドを見返して、テンションを上げて、EURO2008に臨む。

個人的にはフランスを応援したいところであったが、賭けという現実的なイベントに対してはイタリアに優勝を託した。(オールイン!)

しかーし、カンナヴァロ靱帯断裂~。なんてこったい。あんたの代わりは誰がいるの? すべてBETしちまったから、変更できねえんだよなー。痛い。まあ、がんばってほしい。

そんで、昨日のAグループですが、チェコ対スイスは地味でした。寝てしまった。まあ、しかし、チェコは運動量豊富ないいチームだった。ロシツキ不在で地味なメンツなんだが、EUROというのは92年にデンマークが優勝したり、ドイツがいつも強かったり、ギリシャが優勝したりと、地味なチームが強いんです。あと、リーグ戦が早めに終わって、よく休暇を取ってる人たち、すなわち中堅選手ががんばる大会なんです。

関係ないけど、スイスの監督がジャック・レモンにそっくりでたまらん。

ポルトガル対トルコ。

これはばっちり鑑賞。トルコの カジムという選手が右サイドでがんばってました。なんとなく川崎の朝鮮人FWチョンテセに似てます。ポルトガルはマニシェがいないのが痛いと思ったが、モンテーニョという10番の選手ががんばってました。最後はラウールモイリエス(?)の得点をアシスト。やっぱり、4年前からほとんどチームの骨組みが代わっていないし、トロトロにチームワークが成熟している感じですな。ポルトガル強い!熟女の魅力というか。まあ、トルコもニハト、トゥンジャイ、エムレといったベテランががんばっていたので、なんだか熟れた果実の肉弾戦のようでした。

今夜はBグループの予選なので 見なくてもいいや、と思っていたら、オーストリア対クロアチアが「ゲスト解説 宮本恒靖」というわけ。憎い。憎い。WOWOWさん、憎いよ~!! まえに宮本がゴール前でフリーの選手がヘディングシュートを決めた場面を解説してくれたときに、「この選手にとっては、1秒が長く感じたでしょうね」みたいなこと言ってて、そういう解説を90分されちゃったら、どんなへぼい試合でも、尻の穴引き締めながらみちゃうでしょ~

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葛西善蔵、小笠原豊樹

まったく縦横無尽というか支離滅裂に書物を漁っているけれども、最近はかなり忍耐強く書物と向き合えるようになった気がする。お気楽なもんだ。

埴谷雄高の場合、読めるけど、読み続けているうちになんかちがうなと思いながら読み終わる。谷川雁も然り。

読んでいるという運動それ自体はフィットしているようなのだけども、どこかで違う世界のことを考えてしまうようなずれが生じる。けれども雲が流れるごとくよどみなく文章が続いていって、はてな?が生じる箇所もほとんどない(一応ね)ので体は見事に句点まで運ばれる。それだけ。

たぶんこっちの頭がたりないのだと思うけれども、頭がいまいち勃起しない。

それにくらべて、二日で三冊読破してしまった西村賢太はフィットして、無頼と呼ぶには愚劣極まりない私小説の醍醐味をしゃぶりつくしてしまった。

同時代の私小説を読む面白さは、作中人物がもしかしたら身近に接すかもしれないというちょっとした「身の危険」をおぼえることにあるのか、と思ってしまう。

そんで二度繰返し読むことはないけれども、次の新作が待ち遠しくなって、作中人物はその後どうなって、藤沢清造の全集刊行はどこまで進んでるのか?と気になってしまう。まあ、三冊読んで、重複や繰り返しに当たる箇所があまりにも多すぎて、それはさっきも聞いたよ、みたいな「わかった、わかった、お前が能登の七尾に部屋を借りるために月2回行っていたソープランドを1回に減らしたんだろ」となだめたくなるが、それもまた筆にやどる全身全霊の思いとして受け止めてあーげる。(鬚男爵風)

その辺の繰返しを周到に避ける点については澁澤龍彦の文筆家としてのプロ意識みたいなのを私は尊重したい。

西村賢太のながれで葛西善蔵を読むと、これまた驚くほどフィットした。「子をつれて」。

いっぽうで葛西氏の時代の加能作次郎はいまいちフィットしない。嘉村磯多はどうだろうか?これから読んでみるわ。

まあ、こういうフィット感は翻訳でもあるようで、私はいまいち双葉十三郎の訳文にのることができない。

彼の「大いなる眠り」は読みづらい。リズムが悪い。神保町の富士鷹屋でほかの人の訳がないかとさがしまわったけど、どうやら創元推理の氏による訳しかないようだ。

いっぽうで、小笠原豊樹の訳は、どんな原作でも読みやすいし、不思議と古くならない。ロス・マクドナルドもブラッドベリもクリスティもボーモントもドストエフスキーもジャックプレヴェールも。

なんといっても小笠原豊樹がすごいのは英語もフランス語もロシア語もできるということだ。ナボコフの文学講義も訳せば、E・Sガードナーのミステリも訳すし、プレヴェールの詩も訳す。

しかも友人澁澤龍彦のサドの翻訳を出版社にすすめたのはこの小笠原豊樹だったという。

そんなわけで、ミステリ専門の古書店である富士鷹屋で、作者もよくわからないハヤカワポケットミステリを2冊、ただ訳者が小笠原豊樹という理由で購めた。

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西村賢太の小説を読んでNHKのプレミアリーグ総集編をみて

西村賢太の「暗きょうの宿」と「けがれなき酒のへど」を読んで、鬼気迫る文体と近代文学おたく的な言葉づかいにえらくひきこまれながら、「ただ彼女が欲しい」という詞とかソープ嬢に入れ込みあげてまんまと80万円もってかれるまでの描写とかはすげーなぁー、こんなの書く人がいたのか、と思い驚嘆するのだけど、読み終わると瞬時に「こいつ馬鹿だな~」と声にならない笑い声がこみあげてくるところがこの小説群のすごいところなのだと思う。また読もうと思う。最新作は文学界6月号に載っているし。

西村氏の小説を探しに日本橋図書館に寄ると、日本橋と茅場橋で路上生活をしていた二人のおじいさんの展示がされていた。二人とも最近亡くなった。そのうちの一人、久坊という爺さんの書いた遺書が素晴らしくて素晴らしくて、図書館に何をしに来たのか忘れて没頭してしまった。会期中にまた見にくべし。久坊というじいさんは日本橋の橋のたもとで手作りの人形を売っていた人だ。

そんで水曜日は生でチャンピオンズリーグ決勝を観た。本来はセンターバックのブラウンがなんで右サイドバックをやらされているのかがわからなかったけれども、あの人はクロスがうまいのね。そのブラウンの左足のクロスからロナウドのゴールでマンUが先制した。そのあと、エッシェンが遠目からミドルシュートをすかして、リオの背中に当たり、ランパードの前にこぼれてくるという幸運。さらにファンデルサールがスリッピーな芝生に足を取られるという二重の幸運。チェルシー同点においつく。けれどもけれども、そのあと、前半終了間際のランパードのシュートと後半早々のドログバのシュートがゴールポストに当たるという不運。これで勝機が完全にマンUに傾いた感じがしましたね。あと、おもしろいのが試合後の感想としてアネルカを誰も責めないということ、風潮?、テリーがPKを外したことは大きく取り上げられるけれども、アネルカが外したこととファンデルサールがPKを止めたことは全く蚊帳の外といった感じ。やはり外様の傭兵にはドラマを持たせないということなのだろうね。あと、スコールズが鼻を骨折しながら30分近くプレーしていたのは9年かけた積年の思いということか。

鼻といえば、明日は鼻の治療だ。治療である。手術ではない。2分程度の熱線治療。
この1週間は明日の治療のことで頭が一杯(嘘)。からっぽの魂に新たな息吹が鼻から吹きこまれることを期待す!
まあ、術後にいろいろ報告します。だから手術じゃねえッツウの、治療後だな。

あ、あと昨日NHKBSでプレミアリーグのまとめ的な番組やってました。すごいよかったです。
原博実氏のストライカー解説が特によかった。編集もよくて、受信料2年分くらいの価値がありました。ありがとう。

とまあ、身辺雑記でした。

このところ、月曜日はなんか音を出していないと仕事してないと思われるので音を出すためにブログでも書くようにするわ。カチャカチャ。

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